数千年の歴史を経てすぐれた処方だけが生き残り、「カラダにやさしい」「長期間服用しても安心」という大きな信頼を勝ち取ってきました。現在はその科学的研究も進み、「なぜ漢方は効くのか」が次第に明らかになりつつあります。小菅医院では、そうした多くの新しい知識と、東洋医学に混在しているいろいろな流派をまとめ上げた「横浜朱雀漢方医学」の確立を目指しております。
とくに最近は病気の治療のみならず、西洋薬では改善が難しい症状の緩和や健康管理を目的としてひろく漢方が注目されています。たとえば、現代人のストレス。長時間の労働・通勤、エアコンを効かせすぎた人工的な環境、不規則な食事時間、運動不足、睡眠不足・・・。こんな状態に長くさらされるとカラダの仕組みを統合する‘自律神経’のバランスが崩れ、様々な不快症状を引き起こす原因となります。こうした場合、戦場に向かう武士が精神安定剤として服用していたと伝えられる漢方薬が、 ストレスで動悸やのぼせを感じやすいタイプの現代人にも良く効くこと があります。長い時間と場所を越えたストレス対抗策が、意外にも漢方の中に見いだせるわけです。
さらに近年は漢方薬に関する科学的なデータも集積され、患者様一人ひとりのニーズに合った処方をお出しできる可能性がいっそう広がりつつあります。ご興味をお持ちの方はぜひご来院の上、ご相談ください。 ただし漢方にも不得手な分野があるため、患者様の状態によっては安全のために西洋医学的治療を優先していただかなければならないことがあります。必要と判断される場合には、当院各科担当医師または提携医療機関へご紹介させていただきます。
小菅医院より処方する漢方薬には健康保険がききます。
簡便なエキス製剤(粉薬)のほかに、
良質の生薬を用いた煎じ薬もご希望に応じ処方いたします。